イミテーションゴールド
この曲を聞いている時、
「ごめんね去年の人とまた比べている」
「ごめんね去年の人にまだ縛られてる」
という歌詞が耳に残った。
私自身、過去の"誰か"に縛られて消極的になっている自覚はない。
ただ、過去と今比較をしていないかと言われると少し戸惑う。
私は、失敗を繰り返したくないと感じる質。
その事を人は成長とも呼ぶのだろうが、
私の場合は逆効果となることが多い。
例えば、過去に「味覚が合わない人とご飯を食べても楽しくない」と感じたとするなら
今後人生で築くであろう新しい人間関係から"味覚が合わない人"を排除しようとさえしてしまう。
友人からは「ほんとに他人に心を開かないね」とよく言われるし、
「物事を利益があるかないかで考えすぎ」
「いろんな人をどこかで軽蔑してるでしょ」
と言われることさえちらほら。
人間関係を狭くするのが得意なのかと言うくらい、一度違和感を覚えると自分からは近寄れない。
よく、「学生の内に失敗しておかないと社会に出てから挫折するよ」と言われるが、それにさえ臆病になるのだから自分でも厄介だ・・・
生きていていつも思うことは、
嫌いなもの/苦手なものが少ないほど人生は楽しいということだ。
もちろん、ストレスになるそれらより、
幸せを感じることが出来る好き/得意なものを増やす方が幸福度は高いだろう。
せっかく色々な人がいる社会で暮らす今の自分は、過去の失敗に囚われない人間関係を築くためにもまず、色々な人に出会って知って、克服しなければ。
そんな事を思いながら
理想と身の丈の狭間をゆれる
午後10時。
平成女。